元々のダメージ加工をリメイクしました

but_before



元々ダメージ加工されていたジーンズです。

ダメージ加工は、最初は、カッコいいのですが、

着用と共に、どんどん傷んでいってしまう傾向がありますね。

主に、ダメージに足を引っ掛けてしまい、横糸が切れてしまったり、裂けてしまったり・・・
お洗濯でも同様にその他の衣類や洗濯槽で擦れてダメージが広がってしまったり・・・

どちらも気をつけることで、ある程度対応可能ですが、愛着のあるジーンズだからこそ、

繰り返し着用のヘビーローテーションになりがちです。

そうしますと、どうしても、リスクが高くなってしまいます。

今回お預かりしましたジーンズは、ダメージが大きい中、

横糸もまだまだ残っていて、非常に綺麗に着用されてこられた1本です。

ですが、やはりチラホラと横糸が切れて、垂れ下がってしまっています。

これも味ではありますが、綺麗に着用されることをメインで考えますと、

どうしても気になってしまいますね。

ダメージが大きく、元々人工的に作られたダメージなので、

通常のリペア方法ですと、大味な仕上がりになってしまいがちです。

ですので、思い切って、加工調に補修いたしました。

裏に黒い当て生地を当て、横糸を適度にカットし、あて布が見えるように調整しました。

あて布が剥がれないよう、ダメージの周囲を若干目立ちやすい色の糸でガジガジに補修。

画像からですと、入れている糸があまり目立たないのですが、

これが目立ちすぎると、逆にやりすぎ感が出てしまうので、このくらいで丁度よいかと思います。

主役は、ダメージとあて布ですので。

あて布がもう少し見えた方がデザイン的には良いと思います。
長く着用していくと、どうしても横糸が切れていきます。

今が、MAX状態ではなく、数カ月後、数年後に丁度よい感じにあて布が見えてくる。

1本のジーンズを長く着用される方には、このくらいが楽しめて良いのかな・・・と。
少し控えめに、横糸を多めに残して仕上げました。

インスタ
実績はInstagramでも公開しています。

各コースのお見積もり
ご依頼方法のご案内
各コースのお見積もり・ご依頼方法はこちらから
リペア・修理  裾上げアタリ出し加工  サイズ直し


サービスのご案内