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ジーンズお直し事例

元々のダメージ加工をリメイクしました

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元々ダメージ加工されていたジーンズです。

ダメージ加工は、最初は、カッコいいのですが、

着用と共に、どんどん傷んでいってしまう傾向がありますね。

主に、ダメージに足を引っ掛けてしまい、横糸が切れてしまったり、裂けてしまったり・・・
お洗濯でも同様にその他の衣類や洗濯槽で擦れてダメージが広がってしまったり・・・

どちらも気をつけることで、ある程度対応可能ですが、愛着のあるジーンズだからこそ、

繰り返し着用のヘビーローテーションになりがちです。

そうしますと、どうしても、リスクが高くなってしまいます。

今回お預かりしましたジーンズは、ダメージが大きい中、

横糸もまだまだ残っていて、非常に綺麗に着用されてこられた1本です。

ですが、やはりチラホラと横糸が切れて、垂れ下がってしまっています。

これも味ではありますが、綺麗に着用されることをメインで考えますと、

どうしても気になってしまいますね。

ダメージが大きく、元々人工的に作られたダメージなので、

通常のリペア方法ですと、大味な仕上がりになってしまいがちです。

ですので、思い切って、加工調に補修いたしました。

裏に黒い当て生地を当て、横糸を適度にカットし、あて布が見えるように調整しました。

あて布が剥がれないよう、ダメージの周囲を若干目立ちやすい色の糸でガジガジに補修。

画像からですと、入れている糸があまり目立たないのですが、

これが目立ちすぎると、逆にやりすぎ感が出てしまうので、このくらいで丁度よいかと思います。

主役は、ダメージとあて布ですので。

あて布がもう少し見えた方がデザイン的には良いと思います。
長く着用していくと、どうしても横糸が切れていきます。

今が、MAX状態ではなく、数カ月後、数年後に丁度よい感じにあて布が見えてくる。

1本のジーンズを長く着用される方には、このくらいが楽しめて良いのかな・・・と。
少し控えめに、横糸を多めに残して仕上げました。

私がお直しを担当しております

竹澤順一

担当:竹澤 順一(職人歴18年)

ジーンズ裾上げリペア工房GAMUSHARA

2007年創業より、これまで34,000件以上のお直しを全て私が責任をもって対応してまいりました。他店で断られたケースもご相談ください。

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