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ライトオンスジーンズの素材上難しいヒザの完璧リペア

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生地が薄く柔らかく、あまりリペアに適していない生地の状態でした。

生地が柔らかいものの場合、リペアを行うにあたり、とても注意が必要になります。

生地が柔らかいということは、元々の素材という部分もあれば、生地自体が薄いというライトオンスという
部分も絡んできます。

どちらも厄介ではあるのですが、特に生地が薄いものの場合は、要注意です。

こちらのジーンズもそうなのですが、生地が薄いと、リペアの際に入れる糸が、
生地に対してしっかりと食い込まなくなってしまいます。

単純に生地が薄いため、入れる糸が埋まり切らないで、表面に凹凸して残ってしまうわけです。

もちろん、これは、0.05ミリですとか、そういった世界のお話です。

ただ、この0.05ミリがクオリティの明暗をハッキリ分けます。

リペアは、糸を生地に対してたくさん入れていき、仕上げる方法になりますので、
簡単にいいますとジーンズに対しては異物になります。

ですので、出来るかぎり、異物感が出ないように処置していく必要があります。

ですが、薄い生地の場合、生地の薄さからどうしても生地に対して糸が埋まり切らず、
上記ご案内の通り、凹凸として残ってしまうのです。

この凹凸には、本当に微量ですが、影が出来てしまいます。

この影がリペアを立体的に見せてしまい、『リペア跡』として主張するように仕向けてしまうのです。

これが、ライトオンスデニムのリペアで起こってしまう悲劇です。

この悲劇は、どうしても起こってしまいますので、ステッチを入れ過ぎるのは禁物です!

俗に言う『落とし所』を見つけ、上手く落ち着かせます。

もう少しいけそうかな・・・

と思い頑張ってしまうと、取り返しがつかなくなるので、店長判断がカギになるケースです!

P.S
正確に0.05ミリと測ったわけではなく、分かりやすいように切りの良い数字を使っております(笑)

私がお直しを担当しております

竹澤順一

担当:竹澤 順一(職人歴18年)

ジーンズ裾上げリペア工房GAMUSHARA

2007年創業より、これまで34,000件以上のお直しを全て私が責任をもって対応してまいりました。他店で断られたケースもご相談ください。

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