Gジャンの襟リペアをステッチ分解なしで行う場合。

今回はGジャンの襟部分のリペアについてです。

Gジャンの襟のリペアは、どうしても一度襟部分のステッチを
分解して仕上げる必要があります。

これは、襟自体が折り畳まれるように2枚重ねになっているためとなり、
襟部分のステッチを解いてリペアを行わないと、
2枚のデニム生地を重ねてリペアする必要が生じてしまうからです。

デニム生地2枚重ねでリペアを行ってしまうと、
結構な厚さとなってしまうため、そういった部分から分解が必要となります。

ただ、やはりヴィンテージの場合、
オリジナルのステッチを活かすか活かさないかは、かなり大問題ですよね。

そういった場合、襟を分解しないでリペアを行うことも可能です。

あくまでオリジナルのステッチを解きたくない場合のみの苦肉の策となりますので、
オススメ出来るか出来ないかで考えますと、オススメ出来ません(笑)

また、襟部分を分解しないでリペアを行うということは、
表側の色と裏側の色のそれぞれにリペアに使用する糸を合わせる必要が生じます。

これは、大変な問題です。普通のリペア業者さんでは、
そこまで手間をかけてリペアは行わないでしょう。

ただ、GAMUSHARAは違います。

裏表しっかり合う色の糸を選び、リペアいたします。

以下、リペア後の画像です。
Gジャン襟リペア1

Gジャン襟リペア2

この通り、入っている糸はほとんど分からないと思います。

もう1点。

GAMUSHARA的視点では、
リペアは、正面から見て色を合わせるだけでは、まだまだ配慮が足りません。

以下のように角度を変えてみても極力目立たない色の糸をチョイスいたします。
Gジャン襟リペア3

Gジャン襟リペア4

画像からでは、糸が入っていることがほとんど分からないと思います。

肉眼でも同様です☆

これがとても難しく、微妙な色の違いに気づける『目』が必要です。

幸いにも、私GAMUSHARA店長竹澤は、この目を持っております。

両親に感謝ですね♪

このように色を識別でき、使用する糸を選別することが出来るからこそ、
襟を分解しないでリペアを行うことを見た目的な部分で可能としております。

ダメージがハードな場合、対応不可能ですので、お気をつけください!


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