裾上げとカンヌキを施した状態です。
この状態から、アタリ出し加工に入ります!!
トゥルーレリジョンの中でも少し特殊なデザインです。
本来ですと、カンヌキと呼ばれるガジガジ縫いは、片足に一箇所なのですが、
こちらのジーンズは、2箇所施されています。
通常ジーンズは、前側の生地と後側の生地の二枚は縫い合わせて作られています。
しかし、こちらのトゥルーレリジョンのジーンズは、前側の生地と後側の生地と内股の生地の3枚から
構成されたデザインとなっております。
3箇所の縫い合わせ部分がある中、縫い重ね部分にステッチが入っている部分は2箇所になり、
その部分にカンヌキが施されているというデザインです。
こういったジーンズのメリットは、内股の縫い合わせがダイレクトに身体に当たらなくなりますので、
ゴワ付きにくく、とても穿きやすいです。
ただ、トゥルーレリジョンは、デザインデニムとなりますので、デザイン性あっての機能性・・・
こういった順番になるかと思います(笑)
話がそれましたが、こういった特殊なデザインのものでも、しっかりと裾上げそしてアタリ出し加工を
施し仕上げます。
当店の場合、裾上げ自体もしっかり丁寧に行っていますので、アタリ出し加工後がとても綺麗に仕上がります。
アタリは、アタリ出し加工のみ行えれば良いわけでなく、美しい裾上げがあってこそのクオリティとなります。
そのジーンズにあったアタリ感というものがあり、裾上げの段階から、その状態を想定して、
縫い方を微妙に変えております。
中々裾上げされた状態から、察していただくのは難しいかと思いますが、裏にはGAMUSHARAクオリティが
隠されているのです(笑)
その一手間二手間があるからこそ、綺麗なアタリをお付けすることが出来るのです。
ただ、裾上げして、ただアタリを付ける・・・これでは、GAMUSHARAのポリシーに反しますので!