ディーゼルジーンズの付け根あたりに出来たタバコの火種によるダメージです。
小穴なので、画像から分かりにくいかもしれません(汗)
タバコの火種に限らず、生地が焼けてしまった状態は
非常にリペアがやりにくいです。
これは、ダメージを目立たなくするリペア方法である、完璧リペアのみにいえることなのですが、
完璧リペアで一番難しいのは、ダメージの形状を暈す作業で、
ダメージの形状を暈し切ることが出来るか否かによって、クオリティは大きく異なってきてしまいます。
この誤魔化す作業を行う上で、タバコの火種のように縁が
茶色くなってしまっている状態は、本当にNG。
一気に難易度が上がってしまいます。
また、このようにダメージが小さすぎるのも問題です。
ダメージに対して補強を加える範囲によってもクオリティが全然変わってきてしまうのですが、
ダメージが小さすぎると、補強を加える範囲もあまり広く取ることが出来ず、
また、縫いも部分的に凝縮して入ることになるので、ミシン目が目立ちやすくなってしまいます。
作業を行う前はヒヤヒヤでしたが、何とか形にすることが出来ました!
場所的にもどうしても目立ちやすくなってしまう部分なので、
ここまでクオリティを高めることが出来てホッと一安心です。