元々四角いダメージ加工で下に少し縦に
オマケがついているような形状をしていたのですが、
このように縦に激しく裂けてしまった状態です。
理由は簡単、穿くときにアグレッシブに穿き過ぎて、足がダメージに引っ掛かり
ファスナーを下すがごとく、縦に美しく裂けてしまったのです。
本来、こういった部分は、目立たないようなリペアでは承っておりません。
なぜなら、こういった規則性のあるダメージの形状ですと、
どうしてもリペア跡が残りやすくなってしまい、
視覚的に直した感が出やすくなってしまうためとなります。
ただ、今回のケースでは、縦裂けの幅が狭く、
あまりにもジーンズが可哀想な状態だった・・・という部分から
完璧リペアで承りました。
『自分のときはやってくれなかったじゃん!!』
というお客様もいらっしゃると思います。
ですが、これはケースバイケースで、完璧リペアをオススメ出来るケースと、
トライする価値(綺麗に直せる可能性)のあるケース、
そして、これは、絶対にやめた方が良い・・・というケースの3パターンあります。
また、現在の破れ具合がデザインとして成立する場合、
お客様にとってリスキーな手段ではなく、メリットのある手段でご案内いたします。
もちろん、完璧リペアの方が料金は高いので、私的には有難いのですが、
ここはお客様の大切なジーンズのため、適切な形でのご案内をしております。
話がそれてしまいましたが、結果、このように比較的綺麗にリペア
することが出来ました。
上の四角いダメージは、ダメージ残しリペアで仕上げております☆