結構大き目に破れたダメージです。
リジットの状態から穿き込み、ここまで育てるのに、
どれだけの時間を要したことでしょう。
そう考えると、このダメージも一つの味として十分成立するものですね。
アウトサイドのアタリも綺麗に出ております。
GAMUSHARAのリペアは、こういった『このジーンズを穿き込んできた歴史』を
保存することにもっとも適したリペアです。
それは、履き心地を崩さず、リペア部分のゴワツキがなく、とてもナチュラルに仕上げられるかです。
このくらい破れが大きいと、職人魂に火がつきます!
もちろん、いつもメラメラ燃えてリペアをしておりますので、
こういう大きなダメージだと、さらに魂がよく燃えるという意味で受け取ってください(笑)
このレベルのダメージは気合いを入れないと絶対に綺麗にリペア出来ません。
気を抜くと、ステッチが曲がってしまったり、生地に歪みが生じたりしてしまうからです。
ただ、アウトサイドに接しているほど破れてしまっていると、どうしても気持ち歪みは出てしまうのですが・・・
もちろん、着用時にはまったく支障のない範囲です。
仕上がり重視のリペア作業は、情熱無くしては、絶対に行えません!