今回はGジャンの襟部分のリペアについてです。
Gジャンの襟のリペアは、どうしても一度襟部分のステッチを
分解して仕上げる必要があります。
これは、襟自体が折り畳まれるように2枚重ねになっているためとなり、
襟部分のステッチを解いてリペアを行わないと、
2枚のデニム生地を重ねてリペアする必要が生じてしまうからです。
デニム生地2枚重ねでリペアを行ってしまうと、
結構な厚さとなってしまうため、そういった部分から分解が必要となります。
ただ、やはりヴィンテージの場合、
オリジナルのステッチを活かすか活かさないかは、かなり大問題ですよね。
そういった場合、襟を分解しないでリペアを行うことも可能です。
あくまでオリジナルのステッチを解きたくない場合のみの苦肉の策となりますので、
オススメ出来るか出来ないかで考えますと、オススメ出来ません(笑)
また、襟部分を分解しないでリペアを行うということは、
表側の色と裏側の色のそれぞれにリペアに使用する糸を合わせる必要が生じます。
これは、大変な問題です。普通のリペア業者さんでは、
そこまで手間をかけてリペアは行わないでしょう。
ただ、GAMUSHARAは違います。
裏表しっかり合う色の糸を選び、リペアいたします。
以下、リペア後の画像です。
この通り、入っている糸はほとんど分からないと思います。
もう1点。
GAMUSHARA的視点では、
リペアは、正面から見て色を合わせるだけでは、まだまだ配慮が足りません。
以下のように角度を変えてみても極力目立たない色の糸をチョイスいたします。
画像からでは、糸が入っていることがほとんど分からないと思います。
肉眼でも同様です☆
これがとても難しく、微妙な色の違いに気づける『目』が必要です。
幸いにも、私GAMUSHARA店長竹澤は、この目を持っております。
両親に感謝ですね♪
このように色を識別でき、使用する糸を選別することが出来るからこそ、
襟を分解しないでリペアを行うことを見た目的な部分で可能としております。
ダメージがハードな場合、対応不可能ですので、お気をつけください!
こんにちは。
群馬県でジーンズのお直し屋を運営しています、
GAMUSHARA店長の竹澤です!
毎日、たくさんのご依頼をいただき、本当にありがとうございます。
ひじょ——-に久しぶりに、リペアの記事を書かせていただきます!
ブログ自体、月に1回ほどしか更新していない怠け者っぷりです(汗)
本当に申し訳ございません。
現在もご依頼が非常に多く、日々忙しく作業を行なっております。
メール対応が、深夜になってしまったお客様、本当に申し訳ございません。
頂きましたメールは、当店に届いていて、メールアドレスに誤りが無い限り、120%、24時間以内で返信させていただきます!!
さて、本題です。
今回のリペアは、このジーンズです。
分かる方には、お分かりになるかと思いますが、ハイブランドで知られるバルマンのジーンズです。
バルマンのジーンズは、デザインがとにかく特殊の一言。
また、生地もゴムのように伸び、さらにお色がとても複雑となり、
リペアを受け付けないお直し屋さんもとても多いです。
GAMUSHARAでは、もちろんお受けいたします。
ですが、ジーンズの性質上、リペアのクオリティは間違いなく低下してしまうので、
あまりリペアをオススメ出来ないブランドであることは確かです。
今回のご依頼は、当店の常連のお客様からのご依頼でしたので、
何とか頑張らせていただきました。
仕上がりは、こちらです。
完璧リペア仕上げです。
GAMUSHARA店長の竹澤自身、想定していたよりクオリティが高い仕上がりになったことにビックリしました(汗)
本来でしたら、もっと目立たなくしていきたいところなのですが、そこは経験からこれ以上やると、
逆効果になってしまうと察したためここまでといたしました。
バルマンのストレッチは、過剰に伸び、厚みもあるため、一見生地が強く思われがちです。
しかし、それは誤った認識となり、こういった生地は、案外脆いです。
生地の性質を理解しないでリペアを施すと、後々大変なことになってしまいますので、
GAMUSHARAでは、お色、素材、厚さ等々を加味してリペア具合を調整しております。
最後に、当店のリペアは、画像処理等を一切行なっていない証拠をお見せします。
これだけアップで掲載すれば、画像処理していれば、分かる人には分かってしまうと思います。
どうでしょうか?
画像処理してあるように見えますでしょうか??
GAMUSHARAでは、画像処理といった卑劣極まりない手法は一切使いませんので。
これからも、時間を見つけてブログアップしていきます(汗)
こんにちは。
群馬県でジーンズのお直し屋を運営しています、
GAMUSHARA店長の竹澤です!
今回の記事は、実績ページとの連動企画、『TMT風クラッシュ加工、40代の悪あがき』の
カスタムリペアです。
お盆前のとある日、こちらのお客様がご来店されました。
スクラップブックご持参の上だったため、拘りの強い方だと一目で判断することが出来ました!
リーバイスのダメージ加工ジーンズを、カッコよくリメイクしたいとのことでした。
【加工前のジーンズ】
ご持参いただきましたスクラップの中には、たくさんの洋服の切り抜きがあり、
その中にあったTMTのジーンズっぽい感じに・・・
とのご依頼でした。
『ヒザには赤い糸で、リーバイスのタブをイメージしたい』
『ダメージの裏から当て生地をしてもらいたい』
『金とかの糸でガジガジやってほしい』
・・・etc・・・
ある程度イメージを固めていただいていたため、とてもお打ち合わせしやすかったです☆
何より、
『40代の悪あがきがテーマだ!』
このワンフレーズ!
これでGAMUSHARA店長の脳ミソが一気に回転を始めました!
ただ、最初からデザインを固め過ぎてしまうと、直感で動くタイプのGAMUSHARA店長竹澤は、
逆効果になってしまうことが多いです。
なので、漠然とした雰囲気だけ頭に描き、お客様のリサーチ開始です。
小さめのTシャツ
ルーズなジーンズ
しっかりとしたブーツ
クロムハーツのウォレット&ウォレットチェーン
茶髪
まさに、40代の悪あがきの雰囲気が満載!!
もちろん良い意味です(笑)
その中で、40代の悪あがきを形にさせていただきました。
仕上がりはこちらです。
ヒザのアップです。
【右ヒザ】
【左ヒザ】
左右で当て生地をブラックとブルーのデニム生地を使用。
ブルー側は、生地自体に色落ち感を演出。
当て生地の形状にユーズド加工を施しております。
縫製糸は、ご要望のリーバイスタブとほぼ同色の赤ステッチです。
モモのアップ画像です。
こちらは、ヒザがインパクトがあるだけに控えめ。
金というのが少し強すぎたので、茶と黄色を混色して控えめな金っぽい感じを演出
リーバイスの文字である白糸にて上部ダメージを加工しました。
GAMUSHARA渾身のカスタムリペアでした(笑)
もちろん、お客様にも大満足いただけました!!
実は、もう1本ご依頼をいただいていたのですが、画像の撮影が上手く出来ておらず、
ちょっと公開が難しいかもしれません。。。
ちょっといいカメラでも買おうかと悩むGAMUSHARA店長でした。。。