こんにちは。
群馬県でジーンズのお直し屋を運営しています、
GAMUSHARA店長の竹澤です!
今回の記事は、穴にはなっていないけど、
『生地が擦れて破れそう』
・・・という部分の生地の補強のご紹介です!
まず、生地擦れの状態の画像をご覧ください。
といっても、画像からでは、生地が擦れていることが分かりませんね(汗)
太陽や電気の光にジーンズをかざすと、生地が傷んでいない場合、
透けないのですが、傷んでいる部分は、光が隙間から洩れるので、
結構スカスカに見えます。
これは、一つの目安ですが、明らかに生地が毛羽立っているので、
光にかざさなくても分かると思います。
生地の補強は、案外難しいです。
なぜかというと、穴がない部分をガジガジと縫っていくわけですので、
デニムに対してピッタリ合う色の糸でないと補強してあることが、目視で分かってしまいます。
そうなると、見た目的にNG!
ステッチ量を減らして目立たないようにしているお店さんもあるようですが、
そうしてしまうと、強度の問題が生じてしまいます。
なので、GAMUSHARAでは、それもNG!
とりあえず、擦れた部分の補強した状態、ご覧ください!
どうです?
分からないでしょう??
『本当に補強してあるのかよ?』
『言ってるほど、ステッチ量が少ないんじゃないの?』
そう思ってしまいますよね(笑)
補強部分の裏側を見てやってください。
まず、裏側正面です。
正面からだと、補強範囲が分かりませんね。
当て布を貼ってある部分一面にステッチが入っています。
裏側斜めから見ると分かります。
当て生地に近い色の糸を下糸として使っているので、ちょっと分かりにくいですが、
よく見ていただくとガジガジと縫われているのが分かるかと思います。
アップだとこのような感じです。
かなりの密度で入っているでしょう?
ビッチリとステッチを入れても表側からは全然目立たない。
これが、GAMUSHARAクオリティです♪
このレベルで、補強を含めジーパンのリペアを行うのは、
多分GAMUSHARAくらいだと思います(笑)
ちょっと拘り過ぎてますかね?
ホームページで多数リペアサンプルを掲載しています。
よかったら、見てやってください☆
こんにちは。
群馬県でジーンズのお直し屋を運営しています、
GAMUSHARA店長の竹澤です!
今回の記事は、トゥルーレリジョンBIG Tの裾の
カスタムリペアです。
こういったデザイン性の強いデニムは、
正直裾のリペアはあまりオススメ出来ません。
なぜかというと、どうしてもオリジナル感が
崩れてしまうためだからです。
デザインデニムは、非常に繊細な仕上がりとなっており、
手を加えるということは、そのバランスを崩すことになります。
オーナー様的には
『このデザインだから、好んで愛用していた』
ということになるので、そこに手を加えるということは、
とてもリスクが高いものとなります。
・・・と、いうわけで今回もとてもドキドキしながらお直しを行いました。
この状態を、ステッチを解かず、
裾に同ブランドのSUPER Tの裾を取り付けてしまおう!
直感で、そう思いました!
たまたま、SUPER Tのカットした端切れがあったので、とてもラッキー(笑)
そして、仕上がりはこのような感じ!
何種類かあった端切れから、半端に色落ちしている生地でなく、
あえて濃い色の生地を使用しました。
ブーツカットのシルエットなので、
穿いたときのデザイン性を考慮しました!
どうでしょうか??
ワンポイントになって、カッコいいと思いませんか?
ホームページで多数リペアサンプルを掲載しています。
よかったら、見てやってください☆
こんにちは。
群馬県でジーンズのお直し屋を運営しています、
GAMUSHARA店長の竹澤です!
今回の記事は、バーバリーブラックレーベルから
販売されているストレッチジーンズの右ヒザの大ダメージです。
プチ情報ですが、どうやらバーバリーは、2015年の春夏もので、
日本での販売を打ち切るようです。
バーバリーは、好きな方はとても好きなブランドで、
その中でもブラックレーベルは、リペアのご依頼も非常に多いジーンズです。
それだけ愛用者の多いブランドが撤退(正確には販売元と契約を延長しないらしい)
してしまうのは、残念ですね。
軽井沢のアウトレットにもバーバリーは入っているので、ここも閉めてしまうのでしょうか・・・
確か、アウトレットに『お一人での、大量購入はご遠慮いただいております』
・・・的なことが書かれていたので、アウトレットで安く買って、
ネット等に流す輩が多かったのかなぁ・・・
いずれにしても、今回の撤退は、ブランドイメージ
との関係もありそうですね。
バーバリーを愛してやまない方々、ご安心を!
ネットでしたら、個人輸入のお店さん等で継続的に購入可能かと思います!!
ただ、ニセモノには注意です。
話が反れてしまいましたので、
一気にお仕事実績のお話に軌道修正いたします(笑)
この部分を、普通リペアで仕上げました。
ダメージが育った流れとしては、こうでしょう。
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元々軽く擦れている程度のダメージ加工
↓
愛用している内に、擦れ程度だった加工が広がりダメージに成長
↓
気をつけて着用していたが、ついに足をダメージに引っ掛けてしまった
↓
ビリッ!!
↓
下のダメージと繋がり、現状の完成
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こういった破れ方は、非常に多いです。
どうしても気をつけていても、
ダメージに足を引っ掛けてしまうことってありますよね(泣)
でも、大丈夫!
ちゃんとリペアいたします!
元々ストレッチということもあり、
これだけ大ダメージになってしまうと生地がかなり伸びてしまいます。
この伸びは、リペア作業の天敵で、
うまーく散らさないと歪みとしてジーンズに残ってしまうのです。
今回、とても意識してリペアを行いました。
端っこに気持ち歪みが出てしまっておりますが、
このくらいでしたら、見た目的に支障をきたすことはないでしょう。
お客様にもご満足いただけました☆
ストレッチ素材のリペアは、大変です(笑)
ホームページで多数リペアサンプルを掲載しています。
よかったら、見てやってください☆